始まりの予感

2003年12月14日
やっとサーバーが復旧した!
ということで集中連載「インカレ」第二回を載せます!まともな日記は明日から!

ちなみに今日はサッカー天皇杯の係員バイトでした。なんか気苦労・・・。

さあ行くぞ!スーパーマニアックな世界へ!
ちなみに感動を率直に表現するため、この日記は金曜日に書いたものを保存しておいて、そのまま貼り付けました。表現が金曜当時のままですが、臨場感として受け止めてください
(^^;


昨日の続きね。 これはやはり書いときたいので・・・もう日記って感じじゃない(^^;
全日本学生バスケットボール選手権大会四日目。第四試合。
私は歴史の目撃者となる。
男子準々決勝・専修大学対拓殖大学。
専修大学は前年度チャンピオン。昨年の主力がほとんど残っている。
インサイド強い、破天荒プレーヤー波多野(F)、オールラウンダー小野(F)、孤高の点取りや中川(和)、日本代表センター佐藤浩貴。控えに田臥とも一緒にプレーした能代工出身の長澤(C)。他にも名前を挙げればキリが無いくらいのスター軍団だ。
一方拓殖大。日本の未来を担う渡辺拓馬(トヨタ自動車アルバルク)を輩出したものの、それ以降は関東二部リーグに低迷している。ただ前日に中央を破る金星を挙げた明治大との接戦を制しており、勢いはあった。長谷川(C)、加々美(F)、伊藤(G)のスコアラーがどこまでやれるのか。私としては接戦になればなあ・・・くらいの気持ちだった。
試合開始。専修の試合を見るのは今大会二回目だが、いわゆる「スロースターター」。タレント揃いのチームによくあること。この試合も序盤は拓殖がリードを奪う。しかし波多野がリバウンドを制し始め、専修が二点差までつめて1Q終了。
この頃気づいたのだが、私の後ろの席で見ていた二人組。もともと二列後ろの中年夫婦(昨日の日記参照)のヤジが小汚く、場所を変えようかと思った矢先に来た彼らだが、なかなか話している内容が高度だったので、テレビの解説がてら聞こうと場所変えを止めたという経緯があった。その二人組、ただものではなかった!片方はラグビー経験者。そしてもう片方が専修のガード、中川(和)の高校時代のバスケ部後輩だったのだ!「カズ」と呼ぶ親密さ。びっくりした。
2Q。一気に突っ走るかと思われた専修だが、波に乗れない。拓殖がトラジッションの速い展開でリードを守る。しかし中川(和)の3Pが当たりだし、専修逆転!前半は専修二点リードで終了。
後半、拓殖の攻撃陣が爆発する。加々美、熊谷の速攻が決まる。3Q終了で13点差、そして4Q始まってもその勢いは止まらず、終了5分前でなんと拓殖が16点リード!このあいだ、専修の攻撃陣が全く目立たなかった。波多野も空回りし、佐藤はプレータイムが短い。後ろの二人組の話だと、去年までいた青木(去年MVP!)というガードがいなくなって、点取りに専念していた中川(和)のゲームメイク面での負担が増えているという。確かにあまり目立ってない。そしてこうも言っていた。
「これで専修が負けたらベンチにいるコーチのせいだよ。」
ん・・・専修のコーチって・・・N原雄・・・(^^;

しかしドラマはこれからだった。終盤になって中川(和)の本来の力がベールを脱ぐ。なんと30秒で3連続3P!一本置いてまた3P!鳥肌がたった。ラインから1メートルくらい離れていても、ボールはゴールに吸い込まれた。なんという集中力だろうか。このとき、パサーとして黒子に徹した小淵のプレーも見逃せない。
会場は異常な盛り上がりになっていた。人数的には確かに他のスポーツに比べて少ない。しかしどこよりも熱い空間がそこにはあった。選手、ベンチプレーヤー、観客。一体になっていた。専修追いつく。
そして残り10秒で同点、拓殖のオフェンス。拓殖は時間の限りボールを回す。そして伊藤に来る。右にドライブイン。打つ。乾いた音が響く。
この試合最大の歓声が沸く。ゲームウォッチは残り0.2秒を指していた・・・。

ここでもう一つの場面が。まだインスローのボールを誰も触れないうちに時計が動いてしまう。勝利を確信してベンチから飛び出す拓殖大。オフィシャル席に抗議で詰め寄る波多野。結局プレーは戻される。しかし0.2秒はあまりに短かった。長澤のゴール前までの遠投もカットされ、タイムアップ。抱き合う拓殖サイド。足早にベンチ裏に下がる専修サイド。明暗わかれた瞬間・・・。
これで第一シード三年連続の敗退。スポーツの怖さ、感動。すべてが詰まった試合だった。

大学バスケは一般にはあまり浸透していない。しかし熱く、熾烈な戦いが繰り広げられている。みなさんも一度足を運んでみましょう!

次からはようやくまともな日記がスタートします!

ああ自己満・・・

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