さて今日はいよいよ甲子園観戦。2年ぶりの甲子園を楽しみます。長い一日になる・・。

朝は4時に起床。
準備をして、梅田駅へ。

さすがに10年以上甲子園に通っていると、経験則から、色々なことが分かってくる。
その一つが「何時に行けば、中央特別自由に座れるか」というもの。
中央特別自由は銀傘で雨も防げるし、日差しも防げる。一日見る環境としては最適な席です。外野席でタダで見る、アルプスで応援団に交じる、一塁、三塁側で日焼けしながら見る・・どれも魅力的。特に日焼けに関しては風物詩的に捉えていた時期があった。後悔もするけど、これが夏・・みたいな。

しかし年も取り。無理はできない。

なので30歳前後くらいからだろうか?中央特別自由にこだわるようになった。
仮に売り切れでも、再発売まで、待つ。結果として1、2試合スルーになっても、後悔はしない。そんな待ち時間に本を読んだりすることこそ、夏の風物詩・・みたいな。

そのため、朝から入るときは当然中央特別自由狙い。その朝の甲子園に向かう時間も、甲子園人気の上昇と共に、早くなり。
直近の一昨年。自分は寝坊してしまったけど、一緒に観戦したK沢さんらの始発出発組が「安全だ」という結論になり。

更に実際の梅田始発に乗るには、周辺路線の始発では間に合わず。梅田近辺に泊まらねばならない・・という結論になって。

今回の至る。清宮フィーバーで始発でも厳しいという情報もありましたが。最前を期す!

ということで始発の梅田駅。

甲子園に向かう人多い。

しかし予想よりは少ない。こんなもん?

車中も混んでるけど、想定の範囲内だった。

甲子園着。電車降りてから球場までのダッシュ。競馬場の開門ダッシュは有名ですが。電車降りてからすぐダッシュって、ここくらいだろうな。

自分は徒歩で。というのも、梅田始発の発車時刻である5時には、地元のメカ社長に並んでもらっていたから。

ということで合流。

並んだ位置的に、入場は大丈夫そう。

仮にメカ社長に並んでもらっていなくても、入場は大丈夫そうだ。
やはり始発。しかし環境によって状況は変わる。
今回は月曜日。大概はお盆休み終了で、今日から仕事だ。
天気も前日からの雨で、開催を危ぶむ声も多かった。まして徹夜待ちの決断しにくい天気。朝、始発で行く・・という人も多かっただろう。
一方で組み合わせ的には最高に盛り上がるベスト8。しかも清宮が第一試合。
これがお盆休み期間だったら、今日みたいにはいかなかっただろう。

清宮がいなければ、大会の流れ、客の流れも変わっていただろう。
毎年混沌ですが。今年は今年で貴重な経験則を手にすることができたわ。

無事に席を確保し。

さあ観戦です。

「早稲田実―九州国際」

見どころとしては清宮対山本のスラッガー対決・・ってとこなんだろう。
まずは清宮。
今日に限っては良さがでた。
まず2打席目のホームラン。ちょうど3塁寄りの席だったので、打球の軌道がちょうどよく見えた。弾丸ライナー。打球にドライブがかかっていた。神宮や東京Dなんかではあんなホームランが多い。タイプでいえな、元巨人の清水がよく最前列に打っていたような。
でもあのドライブのかかりというのは、清水のレベルじゃない。スイングスピードが速いんだろうな。まさに「ヒットの延長がホームラン」って感じ。次の打席の左中間も後少しでホームランという最深部への当たり。
毎回こうはいかないだろうけど、清宮の素質の片りんは見えました。

他には富田の2本も素晴らしかったし、加藤も良い雰囲気出てた。松本はツボにハマった投球。安定感はないので、プロでどうこうってタイプじゃないだろうけど。短期決戦に強いタイプかな。

対する九州国際の山本。
打撃も力みが目立ち。試合展開が一方的になったので、何か途中から集中力を欠いているようなプレーが目立った。プロ注目。特に希少な右のスラッガーですが。この程度でブレているようでは、プロではとても大成するとは思えない。ロッテが取るって噂もあるけど・・・。

早稲田実勝利で試合は終わる。

第二試合
「東海大相模―花咲徳栄」

前半戦は始発移動の疲れで少しウトウト・・。

東海大相模の先発は吉田。
しかしイマイチパットしない投球。小笠原よりも先に注目を集めたんだけど。えてしてこんなもんか。何かスケールが小さくなったような。先制を許す。

花咲は四番の大滝が注目選手。
確かに5ツールな感じで、センスを感じる。それ以上に気持ちが全面に出ていた。絶対負けない。俺が一番だ・・という。こういう選手がプロで大成するんだろうな。

試合は花咲リードで終盤。途中から小笠原が出てきて、流れをまずまず作っていた。
そして終盤に相模が追いつき。最後はサヨナラで勝利。
東海大相模としては息苦しい試合展開。負けるなら、こんな流れだろう・・という。花咲が少しバタバタした。それが大きかったかな。まあそこでしっかり流れを掴んで勝つのが、本当に強いチームなんだろう。
浦和学院が出ていたら、どうなっていかな・・。

第三試合
「仙台育英―秋田商」

ここも所々ウトウトしつつ観戦。

当然佐藤が注目なんですが。個人的に惚れ込んでいたのが、平沢大河。
ショートの守備から溢れるセンス。地肩の強さ。強い打球。自分がスカウトなら、トッププロテクトですよ。テレビからも感じれてましたが、生で見て再認識。これは凄い。プロでやっていけると再認識。

試合は自力の違いか。仙台育英優位でペースが進む。
秋田商のエース成田もいい投手だけど、力の違いはあった。
途中で成田は降板し、ライトに入ったんだけど。そこで見せ場。バックホームでの捕殺をやってのけた。鉄砲肩という感じではないんだけど、確実にワンバウンドでホームへ。普段から練習はしているだろうけど、通常の外野手より当然少ない筈。お見事でした。

秋田商の攻撃陣も最終回に見せ場を作るも、終了。仙台育英が勝利。

第四試合

「関東一―興南」

このあたりになるとナイターになってきて、良い雰囲気になってくる。客も多少減っただろうか。

ここでの注目は興南の2年生エース比屋根。トルネード的フォームからいいボール投げてました。まさに島袋って感じで。
打線も全体的に繋がり良く。
関東一は注目のオコエがイマイチ。実はこの大会、要所では良いプレーしてるけど、それほど目立つ活躍はしていない。
今日もインコース攻めに苦しむ。
世間では長嶋がホームランも複数打っていて、名前も相まってそこそこ注目を浴びていましたが。ここのチームの打の中心は伊藤。どっしりした雰囲気も良い。いかにも打ちそうな。私の好きな雰囲気です。大成に期待。
試合は同点で終盤。ランナー1人置いて、オコエ。
そういやオコエって、パンチ力無いわけじゃないよな・・とかフト思ったりして見ていたら、2ランホームラン。甘く入った球を捉えられた。比屋根も耐えてきたけど・・。
甲子園の盛り上がりは清宮の一発に次ぐ感じ。やはり役者が打つと盛り上がる。
最終回に興南も1点を返し、まだまだ盛り上がる。
しかし関東一が凌ぐ。

関東一が勝利。ベスト4。

雰囲気的にも、世間的にも優勝候補だったチームが残ってきた感じ。

それと。やはり守備が崩壊すると厳しい。上位に勝ち上がったチームはエースとか主砲もそうだけど、やはり守備が固い。当たり前だけど再認識しました。


やはり甲子園は良い。電話にびくびくして観戦し。今の仕事のうちは来ない方が良いのかな・・とか思ったりもしましたが。リスクを負ってでも、見に来るべきだ。

終了後。メカ社長宅にお呼ばれ。ごちそう様です。

ホテルに戻り。

熱闘甲子園を見つつノンビリし。

就寝・・。


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